国道371号は、大阪府河内長野市から和歌山県東牟婁郡串本町に至る一般国道で、国道168号と国道169号とともに紀伊半島かつ和歌山県を縦断する国道の一つです。

起点の大阪府河内長野市から和歌山県橋本市までのニュータウンを並走する比較的高規格に整備されたバイパス区間がある一方、それ以南では、1 - 1.2車線の狭隘路、未開通区間などを有する酷道としても知られています。

また、狭隘路な区間のうち、和歌山県橋本市（国道370号・紀ノ川以南）や同県田辺市などでは、沿線や周辺に集落があるため、生活道路としても機能しています。

この他、河内長野市から橋本市にかけての区間（16.1 km）は南海高野線と併走しており、車窓から道路を望むことができます。またこの区間は高野街道と呼ばれ、平安時代から参詣道として利用されてきました。